鳩の巣 駆除

鳩の巣の駆除についての基礎知識

鳩の巣,駆除

 

鳩の巣の駆除をお考えの方、ちょっと待って下さい!

 

巣がベランダにできてしまった…卵まで産まれてしまったし不衛生だから捨ててしまおう…。

 

なんてお考えの方って結構多いと思いますが、実はその行為、違法なんです!

 

我られの生活圏内に見られる鳩の多くはドバト、キジバトと呼ばれる種類です。

 

平和の象徴なんて言われていますが、基本的に人間に対しては迷惑しか掛けない存在です。

 

しかしそんな鳩も『鳥獣保護法』という法律で守られているのです。

 

 

鳩の巣の駆除、勝手にするとこんなことが…

 

鳩の巣の駆除は、上記の『鳥獣保護法』によって禁止されています。

 

鳩をみだりに駆除したり傷付けたりした場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

 

また、雛や卵がいる巣を落としたり、撤去したり、巣がある樹木を伐採することも違法となっています。

 

この法律は、自分が所有する土地の場合でも適用されます(+_+)

 

鳥獣保護法により、鳩対策をする際には卵だろうと雛だろうと捕獲・駆除してはいけない決まりになっています。

 

では鳩対策、鳩の駆除はどうしたらいいのでしょうか??

 

 

大切なのは、鳩に巣を作らせない事!

 

鳩対策において最も重要な事は、鳩に巣を作らせない事、鳩に留まらせない事です。

 

上記のように既に巣が出来てしまった際には、行政に許可を貰っている専門の業者に依頼して駆除・撤去するしか方法はありません。

 

ですので、鳩がやってきたら早い段階で対策を講じ、鳩に巣を作らせないようにする事が大切です。

 

 

鳩の対策の紹介とそれぞれの注意点

 

ベランダ

 

様々な対策方法、特徴を知っておこう!

 

鳩対策はインターネットなどでも様々な情報があり、結局何が正しいのか分かり辛いです。

 

中には迷信じみたものも多く、判断が難しい面もあります。

 

色々試してみたい方は、負担の掛からない金額で試してみるといいでしょう。

 

CDをぶら下げてみたら、風船をつけてみたら、鳥よけのグッズをつけてみたら鳩が来なくなったという声も聞きます。

 

また、ベランダにピアノ線や釣り糸を張ればと良いというのも、テレビ番組などでで紹介されたりしています。

 

しかし、その効果は分かりにくく、持続しないことの方が多いような気がします。

 

これらの方法で対策が出来れば良いのですが、実際に長期間成功することは稀です。

 

時間が経つと慣れてまたやってくる鳩が結構いるのが現状です。

 

しっかりと自分で対策を判断するためには、まずそれぞれの特徴を押さえておきましょう!

 

 

剣山による対策

 

鳩が飛来する箇所に剣山を設置する対策は、多くの家庭で見られる手法です。

 

実際にそれなりの効果は期待できますが、設置には何点か注意が必要です。

 

あまりに鋭利な針で鳩を傷付けてしまうと、前述の『鳥獣保護法』により処罰の対象になってしまう可能性があります。

 

かといって柔らかすぎる素材のものや先端の丸すぎるものは効果がありません。

 

そういったものは、剣山の上に巣を作られてしまうこともあります。

 

また、剣山を設置する際には隙間があかないようにする必要があります。

 

剣山と剣山の隙間に鳩がやってきてしまったら、元も子もありません(^_^;)

 

そこまでするとベランダの景観をかなり損ねることになりますので、個人的にはあまりオススメの方法ではありません。

 

 

忌避剤や薬品による対策

 

忌避剤や薬品を飛来箇所に設置して、鳩を撃退する方法です。

 

鳩の本能的に嫌いな匂いを用いて、この場所は嫌な場所と思わせます。

 

実際に即効性はあるのですが、この方法には弱点があります。

 

忌避剤や薬品は、雨風に弱いという点です。

 

なので、かなり定期的に忌避剤、薬品を設置しなおさないといけません。

 

そしてこの方法は、すでにベランダを気に入ってしまっている鳩にはあまり効果がありません。

 

鳩がやってくる初期段階で効果的な方法です。

 

 

電気ショックによる対策

 

屋上や、ベランダの手すりなど鳩がとまる場所に電気を流す撃退法です。

 

この方法はある程度のお金と手間が掛かりますが、かなり高い効果を継続的に発揮できる撃退法です。

 

電気ショックを受けた鳩は、『この近辺一帯は危険な場所だ』と認識し、近所一帯の飛来が減少します。

 

施工には業者さんによる工事が必要になりますので、興味のある方は調べてみて下さい。

 

 

防鳥ネットによる対策

 

ベランダに入れないように、ネットで進入を完全にシャットアウトする方法です。

 

きちんと設置すれば効果は確実、現時点で最強の撃退法です。

 

しかし隙間がないように細かく張らないと、小さな隙間から鳩は入ってきてしまいます。

 

また、金網や防球用のネットでは火災時などに人間が脱出困難になるので注意!

 

この方法では「隅っこが少し開いてる」「このぐらいのサイズなら」は厳禁です!

 

きちんと完全に取り付けましょう。

 

それさえ出来れば、防鳥ネットでの対策は最強の撃退法です。

 

 

鳩の習性を理解することが撃退の第一歩

 

ベランダ

 

鳩の被害報告が多いわけ

 

本来、鳩が巣を作る場所は崖や川原などにある穴倉でした。

 

そして現在では、人間が作り出した集合住宅が住処に適した場所となっています。

 

自然の中で住処を探すよりも、ずっと簡単にいくつもの候補を見つけることが出来るからです。

 

また、カラスや鷹などの鳥類、ネコやイタチなどの哺乳類、ヘビなどの爬虫類などの天敵に襲われる確立がずっと減ります。

 

また、普通の鳥なら雛のためにエサを親鳥が捕って来る事情もあり、産卵の回数や成長する子供の数が限られてきます。

 

しかし、鳩にはそのようなことがありません。

 

ピジョンミルクという母乳のようなものを、雄雌共に口から出します。

 

餌も昔よりずっと入手しやすくなっていますので、当然子供も大人になれる確立が高くなります。

 

以上のようなことから、鳩は年に3〜4回以上の産卵が可能です。

 

必然的に鳩の数は増え、被害も比例して増えていきます。

 

 

鳩は帰巣本能の強い生き物

 

鳩は帰巣本能が高く、その能力を利用して昔は伝書鳩であったり、現代では鳩レース等が行われています。

 

さらに、雛がいる場所や巣を作ろうとする場所への執着心がとても強く、ちょっとやそっとの対策では諦めません。

 

中には有刺鉄線を置かれ、血だらけになっても巣に戻った鳩もいます。

 

ちなみに一時期流行った磁石の対策は、鳩の帰巣本能が磁場を感じて移動する能力を逆手にとった対策です。

 

しかし実際には磁石は鳩の感覚を狂わせる効果はあまり期待できません。

 

 

鳩がベランダにやってくる理由

 

マンションの前や横に公園がある場合、貯め池や河などの水場が近くにある場合、近所にお寺や神社がある場合。

 

このような場合は鳩がベランダにやってくることが多いようです。

 

また、お隣や上下階が鳩の住処になっていることもあります。

 

駅前の広場や病院で餌やりがあったり、酷い場合はマンションのベランダで餌をやっているなんて事もあります。

 

そして多くの鳩は、その餌やりの待機をしています。

 

公園や寺で「ハトにエサを与えないで」と言う看板があるのは、餌待ち待機の時点から被害が増えていくからです。

 

向こうで餌を貰っている鳩がいたら、それを見た他の鳩も集まってきます。

 

一言で言えば、鳩は『執着心の異常に強い、群れる生き物』です。

 

 

鳩が巣を作るまでの流れ

 

鳩の巣,駆除

 

鳩の行動する時間帯は夕方まで

 

鳩の1日は、明け方から夕方までです。

 

夕方には、就寝場所に戻ってきます。

 

就寝場所となる場所は、爆発的に糞が増えてしまい掃除をしても追いつきません。

 

そして、鳩はマンションやビル、橋や駅など、就寝する場所をいくつか確保しているようです。

 

その中でも、外敵に襲われる心配の少ない、雨風をしのげる、エアコンの室外機等から水も摂取できるベランダに巣を作ることが多いのです。

 

 

鳩が巣を作りやすい条件とは

 

天敵を警戒するため、少なくとも壁などがあり、背面を気にする必要のない場所が巣になりやすいです。

 

更に建物が少し入り組んだ場所を好みますので、サービスバルコニーや建物の内庭的な所にもよく巣造りをします。

 

場所としては、ベランダの角や隅、壁面などで巣を作ります。

 

鳩は卵が転がらなければ良いという考えなので、急ぐ場合は手を抜いて、排水口を利用した巣なども見られます。

 

そして鳩は、空室、あるいは空室に近い環境を好みます。

 

人間の近くなら天敵が存在しにくいことを知っている彼らは、遠からず近からずの場所に巣を作ります。

 

空室に近い条件というのは、共働きで昼間は誰もいないとか、単身赴任や独身であまりベランダに出ないような環境です。

 

又、家族で住んでいる場合でも、あまり見えない・気づかない場所に巣を作られるというのは良くあります。

 

また、雨が掛からない場所を好みます。

 

基本的にずっと雨が掛かるような場所や、水で流されてしまうような場所には、巣は作りません。

 

 

鳩がベランダまでやってくるまでの流れ

 

鳩がベランダに進入して来る時、そのベランダへ到達するまでの、ある程度決まった手順があります。

 

・屋上に飛来
・下階の手摺の安全を確認
・下階の手摺へ移動
・その場所のベランダの状況・安全を確認
・ベランダ内へ移動

 

鳩はこの行動を繰り返し、安全な場所を探して移動しているのです。

 

休憩する場所が就寝場所になり、近い将来にその場所で卵を産むことが予想されます。

 

慣れてきた鳩は、ベランダの前での安全確認もそこそこに降り立ちます。

 

こうなると、対策も一筋縄では済みません。

 

マンションの前の電線からの飛来もよく言われる被害経路です。

 

 

鳩の被害の内容を確認しよう

 

鳩の糞

 

鳩の被害は、どんどん広がっていくもの

 

糞は上のフロアから下のフロアへ落ちます。

 

また、風の影響で予想外のところにも落ちます。

 

下に車があったら汚れますし、糞は酸性なので塗装にも悪影響という噂です。

 

洗濯物に糞が掛かる被害もありますし、歩いていたら頭や肩に掛かります。

 

糞で排水溝が詰まり、雨が降った日には大変なことになります。

 

夏場には付近に臭いが漂い、窓も開けられなくなります。

 

そういうところには、鳩の死骸や孵らなかった卵などもよくあります。

 

そして、長く放置された糞の汚れは綺麗に取れません。

 

既に巣が出来るなど居つかれてしまったベランダは、放っておくとどんどん凄惨な現場になっていきます。

 

 

鳩がもたらす深刻な健康被害

 

鳩の糞はベランダを汚すだけでなく、菌が繁殖し、乾燥・飛散し、人間が重篤な病気になってしまうこともあります。

 

子供のアレルギーの原因のひとつであることは確かです。

 

特にクリプトコッカス症は、免疫力・体力が落ちた人がかかりやすいので、注意が必要です。

 

2014年に川崎市の社会福祉施設で「オウム病」に集団感染しました。

 

換気扇の外側に鳩が巣を作り、その糞が原因になったとのことです。

 

また、菌や羽による喘息も問題視されています。

 

糞の中のカビが原因で亡くなった人が出たことも過去に報道されていました。

 

糞が積もり乾いて飛散たものを吸い込むと、風邪のような症状の病気になってしまいます。

 

これがクリプトコッカス症です。

 

ご家庭に老人・赤ん坊がいる場合は、ベランダに鳩が来て嬉しいことは全くありません(+_+)

 

 

鳩がもたらす健康被害一覧

 

このように様々な被害をもたらす鳩ですが、何より気を付けたいのはやはり健康被害です。

 

以下に、鳩が引き起こす健康被害を書き出してみました。

 

・サルモネラ食中毒
集団食中毒の多くがサルモネラ菌によって起こります。
鳩の約2%がこの菌を保有し、その糞からサルモネラ食中毒が起こっています。

 

・脳炎
鳩も脳炎ウイルスを保有することがあり、蚊の媒介によって人に感染します。
高熱・頭痛・嘔吐があり、2〜3日後に意識混濁、けいれん等が起こります。
感染した人の20%は、治っても手足の麻痺や知能障害などの後遺症が残ります。

 

・アレルギー
羽毛や乾燥糞により、喘息発作を伴う重いアレルギー症状を起こすことがあります。
また伝書鳩の飼育者の中には末梢ガス交換組織を侵す肺疾患が発生する事があります。
これは鳩の排泄物中の抗原を吸入することによって引き起こされます。

 

・オウム病
オウム病は従来トリ類に感染する疾病であり、鳥と人との接触によりウイルス感染する事があります。
軽症のものは風邪と似た症状ですが重くなると肺炎のような症状を起こします。
鳩の糞などに含まれるウイルスによって感染し、鳩の30〜75%がこの菌を保有していると言われます。

 

・クリプトコッカス症
人が感染すると軽症の場合は皮膚炎程度、重症になると脳、脳脊髄膜に病巣を作り、死を伴うことがあります。
鳩の排泄物の中からも分離され、乾燥した糞や埃などと一緒に人体に呼吸され発病します。
この菌は乾燥に強く2年以上も菌が生存すると言われています。

 

・ニューカッスル病
鳩を含む多くの鳥がこの菌をもち、外部寄生虫の媒介によって発病します。
人に感染すると急性類粒結膜炎が起こることが一般的な症状として知られています。

 

・トキソプラズマ症
Toxoplasma gondii という原虫が原因で起こります。
妊婦がこの原虫の胎盤感染を受けると流産し、また出産しても産まれた子供に脳障害を生じることが多いという危険な病気です。

 

・ヒストプラズマ症
Histoplasma casulatarum というカビの一種により発病し、肺結核に似た症状を起こします。

 

このカビはハトの糞に空気中の胞子が落ち、温度・湿度の条件がそろうと急に増殖し、これに人が触れると感染します。

 

このように、かなり危険な症状を引き起こすこともある鳩被害。

 

可能であれば、鳩が飛来する初期段階で対策を講じたいものです。

 

 

駆除率100%の鳩トリック